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たそがれは逢魔の時間 [建築・街並]

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11月ともなれば日が落ちるのもさすがに早い。
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騒がしい中世 [旅]

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先週末、中央高原の古都グアナファトへ行ってきました。飛行機は問題なく取れたんだけどホテルが無い。いや、わんさかあるんだけど全然空いてない。ネットで予約できる宿は全滅。一部屋もありません。まぁ行きゃなんとかなると高をくくり出かけました。最悪野宿でもいいや慣れてるし。
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なんでそんなに混んでいたのかというと、この時期グアナファトではセルバンテス祭というのをやってまして、国内ではかなり有名らしいのだ知らんかったけど。普段でも週末はそれなりに混むらしいけど、世界遺産の観光地をなめちゃいけません。とんでもない人出でした。
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セルバンテス祭はどうやら演劇や音楽などパフォーミングアーツのイベントらしく、街中で演しものが繰り広げられます。広場や野外仮設ステージは基本無料。ちょっと立ち寄って、飽きたら移動して、とフレキシブル。行く前は「騒がしいのやだなー」と思ってたけど結構楽しめたです。

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グアナファトは昔、銀山で栄えた中世都市。かつての坑道が現在は地下の道路として無数に張り巡らされてます。地上は比較的車が少なく歩きやすい。街中にベンチがあり、歩き疲れてもすぐ一休み可能。広場や公園も多くてその周りにはオープンテラスのカフェなんかもあり、昼下がりにちょっと引っ掛けながら読書したりするのにもってこい。
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祭りもあってか国中から人が来てる。バックパッカーの若者も多数。メヒコは路上飲酒禁止の州が多いと聞いていたけど、ここは平気らしいす。コンビニでビール箱買いして路上で車座になりガブ飲み。ただでさえ陽気な国民だのですげーことになってます。
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入れるもん入れりゃ出したくなるのは自然の摂理。その際ちょいと階段を下りればそこにある地下道が受け皿になるのもこれまた自然の摂理。ゆえにとても臭い。この地下道は血管みたいな感じだな。新鮮な空気を運ぶ動脈も汚れた血が流れる静脈もある。

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夜中を廻っても引かない人出は中世の街並みに現世のライブな空気を撒き散らす。下世話ではあるけれど人が集まるのは街が生きている証し。歴史に埋もれることなく逞しく生き抜いてくれ山あいに佇む古き都。


久しぶりにあるばむ更新したので併せてご覧ください
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