冬。

いやー寒い寒い。ここ最近あまり冷え込まなかったのけど今朝は７℃まで下がった。いや、もっと寒い所があることなんて知ってますがね、体は現在住んでるところの気候に順応するもんですから７℃でも充分寒いんざんす。こんなんじゃニューヨーク行ったら大変じゃんすかねぇ。

THE MDNA TOUR 2012

去る１１月２５日、Ciudad de Méxicoに於いてMy Only Queenマドンナ様のワールドツアーがありまして、行ってまいりましたのです。７月発売と同時にチケット押さえたのでアリーナは当然。メインステージから見て逆V字に伸びるブリッジ（花道）の先端から８列目という過去最高のポジショニング。もっと言えば逆V字の三角地帯に入りたかったけど贅沢は申しません。最近のコンサートはカメラ持ち込みOKすからこりゃ生写真だ、と。とはいえシティでも治安の悪い地域に夜間七美を持ってくのもアレなのでiPhoneで撮りまくろう、と。

会場はForo Solという屋外競技場。アリーナはメキシコ標準からすればカナリ高額だし、マド様は若い子のアイドルじゃないので平均年齢は高めの推定３０代以上。

９時前から前座のDJプレイ。変にバンド出すよりDJってのは正解。

すでにｗｋｔｋの会場が超級クラブに変わる１時間。

マド様は１０時開始の予定ですが、余裕の５０分押し。結構寒いんで酒でもチャージしたいところだが、トイレ行くのも大変なので控えめに。クラブの熱も冷めきった深夜、ようやく会場の灯りが落ちた！


オープニングは荘厳な宗教的イメージ。修道僧たちがChantを詠唱しながら、巨大なボタフメイロ（振り香炉）の聖なる煙でステージを浄めます。

ゴシックの祭壇が開き女王のシルエットが浮かび上がった瞬間、地鳴りのような歓声で昂奮は頂点に。

１曲目はGirl Gone Wildダーーーーッ!!やヴぁい、写真も撮りたいけど
やっぱ生で見たい!!

生まれて初めて肉眼で、この目でマドンナ様を
見た!見た!!見た!!!
いや、今まではライヴ行ってもモニターじゃないと顔が見えない距離てーの？ついスクリーンの方ばっか見ちまってたんだわ。でも今回は女王御本人に集中。こちらを向いて下さった瞬間に、すかさず仕込んでおいた日の丸を掲げる。遠い地球の裏側にも日本のファンが居ることにお気付き頂けただろうか・・・。

曲にあわせてアサシン、チアリーダー、聖処女、愛人、と変幻自在に聴衆を眩惑する女王。音楽、ダンス、映像、衣装、装置、すべての要素がリンクした完璧なSHOWはコンサートという枠を遥かに超たアート。でもMCはトチってた。あと、スペイン語まつがってた。かわゆス。

歓喜と熱狂の２時間、ラスト前曲はLike a Prayer。
Life is a mystery, everyone must stand alone.
I hear you call my name and it feels like home...
かすれた声を張り上げて叫ぶように歌った。気がついたら涙が流れてた。でも泣いたんじゃないと思う。言葉にならない感情だった・・・



で、肝心の生写真ですが・・ほぼ全滅。
iPhoneカメラの設定を昼間の逆光撮影時のHDR（露出オーバー、適正、アンダーの３連写を１枚に合成する）のまんまにしてたのだ。この機能は動く被写体には禁じ手、ブレブレでつ。おまけに「通常の写真を残す」をオフってたので合成前写真一切なし！途中１度も撮影済の確認しなかったんで（そんな余裕ねーし）、もーワヤだや。

ほぼ全ショット幽体離脱状態

エクトプラズムも・・・

１番ましなのがコレ

翌日、初めて写真を見てマジ頭まっ白幸せの絶頂から不幸のずんどこへ。もう2度と無いかもしれないチャンスを棒に振った自分が許せずに憤死しそうダーーーーッ!!

「目には焼付いてるから・・・」

とか己を慰めてみるも、頭の中は
バカ!バカ!!バカ!!!
の無限ループ。深く深く落ち込んでおりまして、この日記をうpするにも気持の整理にたいそう時間が必要だったのでございます。