夏のおもひで3 [旅]
3日目は金毘羅さん、と高松。せっかく居るんだから市内も見ないと悪いしな。てことで商店街を流してみた。アーケードがメインのよくある地方都市ですね。港と街が近いのが特色と言えば特色か。
市内で一番古いらしい蒲鉾(いわゆる薩摩揚)屋でおみやげ買って、アギを発見すて、とぼとぼ歩いて街の反対側に来てみた。
小さなフェリー港の向こうにはラブホや風俗がわしゃっ!と集中、こっちにはウォーターフロントの倉庫を利用したカフェやブチックや雑貨屋。1つの水辺を挟んでぺうくろとガーリィが対峙する、分かりやすい都市無計画。
こっち岸のシャレオツエリア、元の倉庫がいい感じにボロいまんまなので、大半が女子向けテナントにも関わらずどっちかと言えばバラック街のようなこなれた感じ。
うどん犬うちわを購入。
そのまま海沿いの道を歩くと高松城。りっぱな櫓が残ってます。
城址公園を見ようかとも思ったけど、結構時間かかりそうなのでパス。とっとと琴平に向かうことに。
城址のすぐ横の琴電高松築港駅から約1時間の鉄乗り。デブいるかのことちゃんぞぞー。意外に実力者。
琴電琴平駅到着。駅の横に高燈籠という古建築あり。石垣の上に木造櫓、かつては灯台として使われてたらしいけど、ここって結構内陸なんだよね。よく灯り見えたな。
帰りはバスで空港に行くので、まずはバス停の場所と時間を調べにJR琴平駅へ。洋館のレトロな駅舎。かわゆス。駅前の案内所で地図をもらって歩き出す。
参道へ向かうしょっぱい商店街の横道に洋館住宅発見。ステンドグラスがなかなかいい風情。
金倉川に架かる一ノ橋を渡ると表参道。右手に金刀比羅宮の御神酒、金陵の立派な建物。帰りにおみやげ買うべ。
本宮までの石段は785段。「石段は大変だから駕籠に乗れと勧められ乗ったものの、皆歩いて登っていて恥ずかしい思いをした」と長谷川町子先生も書いた駕籠屋がヒマそーに営業中。果たして待ってても客来んのか?
土産物屋が軒を連ねる参道を登り中盤の山場、大門。金刀比羅宮はかつて神仏習合だったので、神社というより寺の山門。ここから先は神域だので土産物屋はなくなります。緑清しい石畳。
本宮までの石段を3/4くらい登ったところに旭社という二重入母屋造の壮麗な社があり、本宮かと思わんばかり。習合時代の松尾寺の金堂ですと。言われてみりゃ寺だよね。本宮はまだ上です。
ひときわ急な石段を上りきった正面に、大物主神と崇徳天皇を祭る本宮拝殿。檜皮葺き、大社関棟造。四方に入母屋の妻と唐破風を持つ特徴的な屋根形状は他にはあまり例が無いみたい。
神札授与所にてありがたいお守り、と、それより欲しい犬っこを授かります。このかわゆスなわんちゃんのことは写真下の説明をよぐ読め。そして右下角の顔は落書きとかでないくてれっきとしたオリジナルキャラ。
金比羅さんは海上交通の守り神だので、巨大スクリューや絵馬堂には船も奉納されてます。あと、アフリカ象も。
本宮よりさらに583段上の奥社も行きたかったけど、時間の都合で割愛。山を下りて次なる目的地へ向かいます。いやー下りは楽チン。
旧金比羅大芝居、金丸座は現存する最古の芝居小屋。竣工以来、時代と娯楽の変遷に合わせ一時は映画館に。その映画館も閉鎖後は長い間廃屋状態だったのを、国の重文に指定されたのをきっかけに現在地に移築復元。85年以降は毎年春に役者を呼んで歌舞伎を上演する現役の小屋。今年は猿之助一座が来て宙乗りもやった・・・てなことをおいら一人のためにおじさんが懇切丁寧に説明してくれた。写真撮影も推奨、何処でもご自由にお撮りくださいという気っぷのいい施設。
舞台、客席、楽屋に奈落と堪能したので、そろそろ金陵の郷に酒買いに行ぐべ、つったらすでに閉館済み。まだ4時前後なのに早ぐね?商売っ気なさ過ぎ。
最後に屋根のある珍しい木造橋、鞘橋を見て駅に戻る。
夕方の光で趣を増す駅舎。軒先の飾りは金比羅さんの○に金。
売店で讃岐ビール買って駅前広場で飲む。3本飲んだところで空港行きのバスに乗り込み、遅滞無く空港へ着いた。最終便で地元に帰ろう。
市内で一番古いらしい蒲鉾(いわゆる薩摩揚)屋でおみやげ買って、アギを発見すて、とぼとぼ歩いて街の反対側に来てみた。
小さなフェリー港の向こうにはラブホや風俗がわしゃっ!と集中、こっちにはウォーターフロントの倉庫を利用したカフェやブチックや雑貨屋。1つの水辺を挟んでぺうくろとガーリィが対峙する、分かりやすい都市無計画。
こっち岸のシャレオツエリア、元の倉庫がいい感じにボロいまんまなので、大半が女子向けテナントにも関わらずどっちかと言えばバラック街のようなこなれた感じ。
うどん犬うちわを購入。
そのまま海沿いの道を歩くと高松城。りっぱな櫓が残ってます。
城址公園を見ようかとも思ったけど、結構時間かかりそうなのでパス。とっとと琴平に向かうことに。
城址のすぐ横の琴電高松築港駅から約1時間の鉄乗り。デブいるかのことちゃんぞぞー。意外に実力者。
琴電琴平駅到着。駅の横に高燈籠という古建築あり。石垣の上に木造櫓、かつては灯台として使われてたらしいけど、ここって結構内陸なんだよね。よく灯り見えたな。
帰りはバスで空港に行くので、まずはバス停の場所と時間を調べにJR琴平駅へ。洋館のレトロな駅舎。かわゆス。駅前の案内所で地図をもらって歩き出す。
参道へ向かうしょっぱい商店街の横道に洋館住宅発見。ステンドグラスがなかなかいい風情。
金倉川に架かる一ノ橋を渡ると表参道。右手に金刀比羅宮の御神酒、金陵の立派な建物。帰りにおみやげ買うべ。
本宮までの石段は785段。「石段は大変だから駕籠に乗れと勧められ乗ったものの、皆歩いて登っていて恥ずかしい思いをした」と長谷川町子先生も書いた駕籠屋がヒマそーに営業中。果たして待ってても客来んのか?
土産物屋が軒を連ねる参道を登り中盤の山場、大門。金刀比羅宮はかつて神仏習合だったので、神社というより寺の山門。ここから先は神域だので土産物屋はなくなります。緑清しい石畳。
本宮までの石段を3/4くらい登ったところに旭社という二重入母屋造の壮麗な社があり、本宮かと思わんばかり。習合時代の松尾寺の金堂ですと。言われてみりゃ寺だよね。本宮はまだ上です。
ひときわ急な石段を上りきった正面に、大物主神と崇徳天皇を祭る本宮拝殿。檜皮葺き、大社関棟造。四方に入母屋の妻と唐破風を持つ特徴的な屋根形状は他にはあまり例が無いみたい。
神札授与所にてありがたいお守り、と、それより欲しい犬っこを授かります。このかわゆスなわんちゃんのことは写真下の説明をよぐ読め。そして右下角の顔は落書きとかでないくてれっきとしたオリジナルキャラ。
金比羅さんは海上交通の守り神だので、巨大スクリューや絵馬堂には船も奉納されてます。あと、アフリカ象も。
本宮よりさらに583段上の奥社も行きたかったけど、時間の都合で割愛。山を下りて次なる目的地へ向かいます。いやー下りは楽チン。
旧金比羅大芝居、金丸座は現存する最古の芝居小屋。竣工以来、時代と娯楽の変遷に合わせ一時は映画館に。その映画館も閉鎖後は長い間廃屋状態だったのを、国の重文に指定されたのをきっかけに現在地に移築復元。85年以降は毎年春に役者を呼んで歌舞伎を上演する現役の小屋。今年は猿之助一座が来て宙乗りもやった・・・てなことをおいら一人のためにおじさんが懇切丁寧に説明してくれた。写真撮影も推奨、何処でもご自由にお撮りくださいという気っぷのいい施設。
舞台、客席、楽屋に奈落と堪能したので、そろそろ金陵の郷に酒買いに行ぐべ、つったらすでに閉館済み。まだ4時前後なのに早ぐね?商売っ気なさ過ぎ。
最後に屋根のある珍しい木造橋、鞘橋を見て駅に戻る。
夕方の光で趣を増す駅舎。軒先の飾りは金比羅さんの○に金。
売店で讃岐ビール買って駅前広場で飲む。3本飲んだところで空港行きのバスに乗り込み、遅滞無く空港へ着いた。最終便で地元に帰ろう。
夏のおもひで2 [旅]
2日めも朝から島めぐり。豊島(てしま)と犬島をはしごするのでさらにタイトスケジュール。豊島・犬島に行くには
①高松→直島→豊島→犬島
というルートしかないと誤解すてたんですが実際は
②高松→豊島→犬島
つールートもあったんだわ、別の船会社で。前日行った直島を単に船の乗換のみで経由するという無駄足を踏んだった。②のルートだったら、豊島滞在可能時間が1時間半は増えたんだが。つまり島でゆっくり飯を食う時間くらいはあったのだが・・・後のフィエスタだ。
そんなこんなで豊島到着。一刻も無駄にできんのでレンタサイクル(電動)。初めて乗ったけど想像を上回る楽さ。でもここまで楽するならバイクの方がいいじゃん、と思うも免許持ってこなかったのだ。ちっ!
左手に海岸線を眺めつつ、森万里子のトムナフーリへ向かいます。この人好きなんですわ。周回道路から少し横にそれ、枯れ川らしき谷筋に沿って山道を登る。鬱蒼とした竹林の中に唐突に現れる緑の沼。半白のなめらかなフォルムは未来のメンヒルのような、怪獣の卵のような。カミオカンデを通過するニュートリノに呼応して光るというのも、過去からのメッセージのようで。隔絶されたロケーションと相まって1つの神話のような世界観。
ここの番小屋にいたボランティアの人が「光るんだから夜見てみたいんですけどねー、夜は公開してないんですよ・・」だと。どうなのそれ?
次の目的地は唐櫃岡(からとおか)。海岸線から少し山側に入った高台の小さな集落。土蔵の中のビデオインスタレーション。円形スクリーンに映し出される鮮やかなイメージ。蜷川実花の色が投影した分フェイドしてる感じ、つーと分かりやすいか。うつくしス。
続いて豊島美術館。丘を下る道は向い風が気持ちよス。最終アプローチは海にダイブしそうな坂道。建築そのものと、床を転がるにつれ形を変える水滴によるインスタレーション。(以下拾い画)扁平なドーム状のシェル内部は意外なほど広く、結構な人が思い思いに座り、寝そべり、空間に身をゆだねてる。
気持が水平に広がってく感じ。仰向けで水面に浮かんだ身体が水に解けてくような、境界が滲んでいくイメージ。と、かくも静謐な空間にあっても暴力的にライブな空気を持ち込むのはやっぱババア、の団体。恐るべし。
このまま夕方になって光が変わるまで過ごしたいくらいだけど、船の時間はまったなし。後ろ髪ひかれつつ港へ逆回転だー。
犬島は小さな島。全ての展示が港近くにあるので、ゆっくり歩いて回る。
最初に山の神にお参り。古くは石切り場だった島の守り神らしい。社殿の脇の岩の上にも小さな神様。
山を反対側に下ると精錬所美術館、かつての銅精錬所跡。外観は廃テイスト濃厚で期待感高まる。
展示は映画リング×寺山修二、て感じかしらい。ちょっと「廃」に引っ張られ過ぎな気がしないでもない。の割には時間の厚みをイマイチ感じないんで、ややセット的つーか、ヘタしたらテーマパークっぽいのが残念。
外周り。美術館として改築した部分以外は、まんまリアル廃墟。
萌えるわー。煙突というより塔と呼びたい佇まい。採石場跡に水の溜まった池と煉瓦の塔、ダブル廃。対岸の島の波打ち際にぽつんと建つ小屋も、寂寥感を醸し出しナイス。
再び山の反対側へ周り、家プロを見る。荒神(‘ jjj ’)明香のリフレクトゥがいい。周囲の家並みから浮きまくるアクリルの壁の中に原色の花々。その花がぺらっぺらの紙てとこがまた、虚ろな感じを際立たせていい。夏の強い日差しに映える、けど冬枯れた景色や雪の中でもよさそげ。
島を一回りして、緩やかに海へと下る道を港へ戻る。おだやかで波がほとんどない内海。
芸術祭の客以外歩いてるひともなく、普段は静かなところなんだろうな。
犬の島は猫には冷たいようです。
船を待つ間に波止場の周りを歩いてみた。もつろんビール片手に。
夏の午後のけだるい空気が心地よく、もう少しこの島にいたいような。
しかし宿は高松だ、帰らねばなんね。戻りの船も気持いがっだ!瀬戸内の海風はなぜかカラッとしててベタ付かないのだ、マジ快適。
島、つー外界と隔絶した場所にあえて渡るという高揚感がこの芸術祭の魅力を高めてるのは確かだな。それなりに時間を経てここまで盛況になったみたいだけど、アートで町おこしは大成功。実際、国内外からの来訪者はかなりの数だと思う。行けなかった島、見れなかった作品も多くて規模も大したもの。一民間企業が仕掛けたとは思えない広がりのみせ方。とはいえ、ベネッセの囲い込み姿勢には閉口した。どこもかしこも、屋外展示すら写真撮影禁止。作品によっては鑑賞に支障あるのは判るけど一律ダメとかホント、ケツの穴小せえな。しかも高圧的。写真ぐらい自由に撮らせて拡散させた方が、来訪者も増えて地元経済にも貢献するってもんだ。
でも楽しかった!また行きたいな。
①高松→直島→豊島→犬島
というルートしかないと誤解すてたんですが実際は
②高松→豊島→犬島
つールートもあったんだわ、別の船会社で。前日行った直島を単に船の乗換のみで経由するという無駄足を踏んだった。②のルートだったら、豊島滞在可能時間が1時間半は増えたんだが。つまり島でゆっくり飯を食う時間くらいはあったのだが・・・後のフィエスタだ。
そんなこんなで豊島到着。一刻も無駄にできんのでレンタサイクル(電動)。初めて乗ったけど想像を上回る楽さ。でもここまで楽するならバイクの方がいいじゃん、と思うも免許持ってこなかったのだ。ちっ!
左手に海岸線を眺めつつ、森万里子のトムナフーリへ向かいます。この人好きなんですわ。周回道路から少し横にそれ、枯れ川らしき谷筋に沿って山道を登る。鬱蒼とした竹林の中に唐突に現れる緑の沼。半白のなめらかなフォルムは未来のメンヒルのような、怪獣の卵のような。カミオカンデを通過するニュートリノに呼応して光るというのも、過去からのメッセージのようで。隔絶されたロケーションと相まって1つの神話のような世界観。
ここの番小屋にいたボランティアの人が「光るんだから夜見てみたいんですけどねー、夜は公開してないんですよ・・」だと。どうなのそれ?
次の目的地は唐櫃岡(からとおか)。海岸線から少し山側に入った高台の小さな集落。土蔵の中のビデオインスタレーション。円形スクリーンに映し出される鮮やかなイメージ。蜷川実花の色が投影した分フェイドしてる感じ、つーと分かりやすいか。うつくしス。
続いて豊島美術館。丘を下る道は向い風が気持ちよス。最終アプローチは海にダイブしそうな坂道。建築そのものと、床を転がるにつれ形を変える水滴によるインスタレーション。(以下拾い画)扁平なドーム状のシェル内部は意外なほど広く、結構な人が思い思いに座り、寝そべり、空間に身をゆだねてる。
気持が水平に広がってく感じ。仰向けで水面に浮かんだ身体が水に解けてくような、境界が滲んでいくイメージ。と、かくも静謐な空間にあっても暴力的にライブな空気を持ち込むのはやっぱババア、の団体。恐るべし。
このまま夕方になって光が変わるまで過ごしたいくらいだけど、船の時間はまったなし。後ろ髪ひかれつつ港へ逆回転だー。
犬島は小さな島。全ての展示が港近くにあるので、ゆっくり歩いて回る。
最初に山の神にお参り。古くは石切り場だった島の守り神らしい。社殿の脇の岩の上にも小さな神様。
山を反対側に下ると精錬所美術館、かつての銅精錬所跡。外観は廃テイスト濃厚で期待感高まる。
展示は映画リング×寺山修二、て感じかしらい。ちょっと「廃」に引っ張られ過ぎな気がしないでもない。の割には時間の厚みをイマイチ感じないんで、ややセット的つーか、ヘタしたらテーマパークっぽいのが残念。
外周り。美術館として改築した部分以外は、まんまリアル廃墟。
萌えるわー。煙突というより塔と呼びたい佇まい。採石場跡に水の溜まった池と煉瓦の塔、ダブル廃。対岸の島の波打ち際にぽつんと建つ小屋も、寂寥感を醸し出しナイス。
再び山の反対側へ周り、家プロを見る。荒神(‘ jjj ’)明香のリフレクトゥがいい。周囲の家並みから浮きまくるアクリルの壁の中に原色の花々。その花がぺらっぺらの紙てとこがまた、虚ろな感じを際立たせていい。夏の強い日差しに映える、けど冬枯れた景色や雪の中でもよさそげ。
島を一回りして、緩やかに海へと下る道を港へ戻る。おだやかで波がほとんどない内海。
芸術祭の客以外歩いてるひともなく、普段は静かなところなんだろうな。
犬の島は猫には冷たいようです。
船を待つ間に波止場の周りを歩いてみた。もつろんビール片手に。
夏の午後のけだるい空気が心地よく、もう少しこの島にいたいような。
海死ね ウニ死ね
しかし宿は高松だ、帰らねばなんね。戻りの船も気持いがっだ!瀬戸内の海風はなぜかカラッとしててベタ付かないのだ、マジ快適。
島、つー外界と隔絶した場所にあえて渡るという高揚感がこの芸術祭の魅力を高めてるのは確かだな。それなりに時間を経てここまで盛況になったみたいだけど、アートで町おこしは大成功。実際、国内外からの来訪者はかなりの数だと思う。行けなかった島、見れなかった作品も多くて規模も大したもの。一民間企業が仕掛けたとは思えない広がりのみせ方。とはいえ、ベネッセの囲い込み姿勢には閉口した。どこもかしこも、屋外展示すら写真撮影禁止。作品によっては鑑賞に支障あるのは判るけど一律ダメとかホント、ケツの穴小せえな。しかも高圧的。写真ぐらい自由に撮らせて拡散させた方が、来訪者も増えて地元経済にも貢献するってもんだ。
でも楽しかった!また行きたいな。
夏のおもひで1 [旅]
お久しぶりでがす。メヒコに戻ってから全然やる気が出ず、唯一の生きる希望はあまちゃんつー生活でがす。と、そりはまあ置いといて8月も終盤、世のガキどもが慌てて一夏分の絵日記をしたためる時期。ということでおいらもバカシオネスを振り返ってみるです。
今夏のメインイベントは島でがす。主たる目的は瀬戸内国際芸術祭。アートを巡る旅でがす。まぁアート自体は都内でも巡れますが、クソ暑い夏の都心なんて巡りたくねえじゃん、島だろやっぱ。
島へのアクセスは高松がゲートウェイ。羽田発、朝一の便で向かいます。セキュリティ抜けたら立食い寿司があったんで朝から握ってもらいましたよ。金目鯛超ウマ。
この世に生を受けて半世紀。ついに四国の地を踏み、ようやく日本全土(つーと語弊があるが)に足跡を印す。市内にイサムノグチ庭園美術館とかもあんだけど、予約が必要で、しかもそれが往復はがきのみつーアナログっぷりでムリ。宿に荷物を預けてとっとと島に渡ろう地元に帰ろう。初日は直島。フェリーの乗り場が結構たくさんあってちょっと迷う。約1時間の船旅。
直島は宮浦港でさっそく草間かぼちゃがお出迎え。が、コレは後回しで地中美術館に直行。島には泊まらないので結構時間がタイトなのだ。
チケットセンター(芸術祭パスポート買ったのにココはさらに1000円払わされる、ちっ!)で10分ほど入場待ち。
建物概要は少々鼻息荒い公式HPでもご覧下さいなよ。地中の空間に落ちる自然光が美しい。作品も建築と一体化してスケール感あり。
ストレートによかったのはJames TurrellのOpen Field。光とそれが存在する空間そのものを体感。とりあえず拾い画像を載せてみますが、地上に居ながら無重力体験するようなあの感じは多分伝わらないだろうな。口じゃ説明できんし、してもつまらん。でも、これだけでも来たかいがあった。
一通り見終わって、カフェで休憩。建物外の階段を下って行くと海に面したテラス。海は青く、空は高く、潮風に吹かれ飲むルービー最高ナリ。
循環バスで次なる目的地へ。降りる時座席にiPhone置き忘れた、てかポケットからすり落ちたんだけど、親切な方に声を掛けてもらい事なきを得る。李禹煥美術館・・・ここはおいら的にはイマイチ。そこはかとなく火葬場的な建物前庭だけでよかったです。
暫く坂を登り、次はベネッセハウスミュージアム。柳幸典のThe World Flag Ant FarmとBruce Naumanの100 LIVE and DIEがとてもよかった。
室内展示を後にして、屋外&街中へ。有名なかぼちゃ#2。インパクトはあるんだけど、なんか環境親和性も高い。普通に風景として成立してる。この感じは例えて言えば全国各地にあるたこ公園みたいな感じか。
次の目的地へ向かうバス停前の石鳥居は作品じゃないです。無作為の美。
そして本村集落の家プロジェクト。
普通の街並みの中に会場が点在していて、地図を片手に歩いて廻るのは楽しい。
南寺で再びJames Turrellを体験。Backside of the Moon。これがまたすごくよい。五感がフル稼働する感じ。地球から見えない月の裏側、殆ど禅的な作品は元寺の立地に相応しいっちゃ相応しいね。
角屋。暑い屋外からひんやりした室内に入ると、仄暗い部屋一面に張られた水の底で明滅する光。水盤の周りの板の間に腰を下ろしてしばし涼む。
池の上にしつらえた床と屋根だけの小屋。自然の風、水による気化熱等を利用してゼロエネルギーで快適な建築を作るというコンセプトだけど・・・イマイチ機能してませんでした。
ここまで見て時間切れ。すべての会場が16:30終了と早いのだ。高松行最終のフェリーは17:00発。港のある宮浦までのバスはすでに出た後。まぁいいや、19:25の高速船で帰るべ。つーことで、港まで歩いてみた。途中、家プロのはいしゃ脇を通るも閉館済み。外からのみ眺めて先へ。
ホントにのどかな田舎道。30分の道すがらコンビニも1件のみ。当然ビール補充しつつ宮浦に到着。最終の船までかなり時間があるので、耳慣れなぬ言葉を話す団体さんと共にジャンクアートな銭湯へ。日本式公衆浴場には特に抵抗感なさそうでした。
さっぱりした後は再びジョッキ3杯ほど注入し、最後に赤かぼちゃを見る。アートつーより公園の遊具という方がふさわしい。やっぱたこ公園。
日も沈む頃高速船が到着。茜に染まる海を走り高松へ戻ります。
銭湯のオリジナル手ぬぐい。
今夏のメインイベントは島でがす。主たる目的は瀬戸内国際芸術祭。アートを巡る旅でがす。まぁアート自体は都内でも巡れますが、クソ暑い夏の都心なんて巡りたくねえじゃん、島だろやっぱ。
島へのアクセスは高松がゲートウェイ。羽田発、朝一の便で向かいます。セキュリティ抜けたら立食い寿司があったんで朝から握ってもらいましたよ。金目鯛超ウマ。
この世に生を受けて半世紀。ついに四国の地を踏み、ようやく日本全土(つーと語弊があるが)に足跡を印す。市内にイサムノグチ庭園美術館とかもあんだけど、予約が必要で、しかもそれが往復はがきのみつーアナログっぷりでムリ。宿に荷物を預けてとっとと島に渡ろう地元に帰ろう。初日は直島。フェリーの乗り場が結構たくさんあってちょっと迷う。約1時間の船旅。
直島は宮浦港でさっそく草間かぼちゃがお出迎え。が、コレは後回しで地中美術館に直行。島には泊まらないので結構時間がタイトなのだ。
チケットセンター(芸術祭パスポート買ったのにココはさらに1000円払わされる、ちっ!)で10分ほど入場待ち。
建物概要は少々鼻息荒い公式HPでもご覧下さいなよ。地中の空間に落ちる自然光が美しい。作品も建築と一体化してスケール感あり。
ストレートによかったのはJames TurrellのOpen Field。光とそれが存在する空間そのものを体感。とりあえず拾い画像を載せてみますが、地上に居ながら無重力体験するようなあの感じは多分伝わらないだろうな。口じゃ説明できんし、してもつまらん。でも、これだけでも来たかいがあった。
一通り見終わって、カフェで休憩。建物外の階段を下って行くと海に面したテラス。海は青く、空は高く、潮風に吹かれ飲むルービー最高ナリ。
循環バスで次なる目的地へ。降りる時座席にiPhone置き忘れた、てかポケットからすり落ちたんだけど、親切な方に声を掛けてもらい事なきを得る。李禹煥美術館・・・ここはおいら的にはイマイチ。そこはかとなく火葬場的な建物前庭だけでよかったです。
暫く坂を登り、次はベネッセハウスミュージアム。柳幸典のThe World Flag Ant FarmとBruce Naumanの100 LIVE and DIEがとてもよかった。
室内展示を後にして、屋外&街中へ。有名なかぼちゃ#2。インパクトはあるんだけど、なんか環境親和性も高い。普通に風景として成立してる。この感じは例えて言えば全国各地にあるたこ公園みたいな感じか。
次の目的地へ向かうバス停前の石鳥居は作品じゃないです。無作為の美。
そして本村集落の家プロジェクト。
普通の街並みの中に会場が点在していて、地図を片手に歩いて廻るのは楽しい。
南寺で再びJames Turrellを体験。Backside of the Moon。これがまたすごくよい。五感がフル稼働する感じ。地球から見えない月の裏側、殆ど禅的な作品は元寺の立地に相応しいっちゃ相応しいね。
角屋。暑い屋外からひんやりした室内に入ると、仄暗い部屋一面に張られた水の底で明滅する光。水盤の周りの板の間に腰を下ろしてしばし涼む。
池の上にしつらえた床と屋根だけの小屋。自然の風、水による気化熱等を利用してゼロエネルギーで快適な建築を作るというコンセプトだけど・・・イマイチ機能してませんでした。
ここまで見て時間切れ。すべての会場が16:30終了と早いのだ。高松行最終のフェリーは17:00発。港のある宮浦までのバスはすでに出た後。まぁいいや、19:25の高速船で帰るべ。つーことで、港まで歩いてみた。途中、家プロのはいしゃ脇を通るも閉館済み。外からのみ眺めて先へ。
ホントにのどかな田舎道。30分の道すがらコンビニも1件のみ。当然ビール補充しつつ宮浦に到着。最終の船までかなり時間があるので、耳慣れなぬ言葉を話す団体さんと共にジャンクアートな銭湯へ。日本式公衆浴場には特に抵抗感なさそうでした。
さっぱりした後は再びジョッキ3杯ほど注入し、最後に赤かぼちゃを見る。アートつーより公園の遊具という方がふさわしい。やっぱたこ公園。
日も沈む頃高速船が到着。茜に染まる海を走り高松へ戻ります。
銭湯のオリジナル手ぬぐい。