はるかな国の飯や飲み物 その６【Cuzco】

島からクスコまで経由地の駄飯はここやここ参照。

さてクスコ、レストランが外に出してるメニューの金額が間違いじゃないかと思うほどの飯安。ま、必ずしも激ウマという訳じゃないんだが…

生オレガノの香りが効いたあっさりスープ。初体験の爽やか風味。

マスのフリット。3400mの高地で魚、味は…フツーです。

高山病対策によいと言われてるコカのマテ。クセのないハーブティて感じか。

飯のお供はクスコに工場のあるクスケーニャ。地産地消ですね。

定食はホワイトシチューを3倍くらいに薄めた感じのスープと衝撃の焼きバナナ飯。白飯+焼いたバナナ+目玉焼に申し訳程度の葉っぱ。味付けは各自でね。ティーバッグ付き¥250。

マチュピチュへ行き列車の車内食。パンケーキ小っせえす。ほうれん草ぽい野菜のパイ結構いける。でもバナナが1番うまい。

帰りの列車を待つ間にエンパナーダ。1ケ¥800はめっさ高い!!

夜定食はSopa a la Criollaと牛肉芋炒め。ジャガイモ美味い。リモナーダ付き。

バーでお通し(ダータ)に出てくる空炒りしたトウモロコシ。膨らんでないポップコーンというかなんというか・・ジャイアントコーンのせんべい的堅さはなくカリカリ・ほろりな歯触り。香ばしまいうー。

世界中から観光客が押し寄せる土地柄にあって、庶民的価格設定の店が多いのはうれしい誤算。真正ローカルレストランも行けたしそれなりに満足なクスコ飯です。

はるかな国の飯や飲み物 その５【Isla de Pascua】

サンチアゴでは風邪っぴいてろくなもん食わなかったけど、飛行機待つ間空港で飲んだCafé Cortadoは美味くておかわりした。クッキー付き。

島での初日の晩餐。パンがフォカッチャみたいに見えますがどっちかつーと乾パンぽい。メインはここでもCazuela de Mariscos。場所場所で少しづつ具が違うけど基本外れないんだよね。

２日目、ここのパンは古くなったフランスパンみたいな。ベーカリー無いとも思えんのだけどなんか島のパンはイマイチ。メインは鯛のような地魚のポアレ。若干骨っぽいがカリカリの皮目がうます。サツマイモのフリットとゴマを振ったご飯。島じゃやっぱ肉より魚。

最終日、薄ーい生地を風船みたいに焼いたパンはサルサと好相性、うまし。ピスコサワーと共に。メインはマグロの和え物。サツマイモの焼きチップスとデカきゅうり、白飯添え。ソーヴィニョン・ブランで。ハワイのポキとかに似た感じでやっぱポリネシア文化圏なのかなーと思ったり。左上のココナツミルクにつけてて食ってみるも「うえ…」ココミル苦手。

朝は宿の飯、昼は車で動いてたら何食ったか全く記憶にないや。暗くなったら何もやることもないし夜はゆっくり食事とお酒を楽しみます。小さい島でも観光地ではあるのでそれなりにレストランは充実。サービスも悪くはない。でもやっぱ絶海の孤島はちょっとお高め。

はるかな国の飯や飲み物 その４【Punta Arenas】

ウスアイア発プンタアレナス行きのバスの車内食。ハムチーズサンドと全くクリスピー感のないクロワッサン、薄っすいインスタントコーヒーと共に。

チリのビール、アウストラルは「南の」ていう意味。何種類もあるんだけどコレはハーフ＆ハーフ。

パン。スコーンとの中間くらいの食感。クリームチーズとサルサと一緒に食うととてもうまし。

ここでも有名なタラバガニ、のサラダ仕立て。アボカドと。

Cazuela de Mariscosのプンタアレナス風。なんで泡立ってるのかはわからない。レモンを絞って。アルゼンチンもチリもこっちの黄色いレモンが主流みたい。てーとリモン＝ライムはペルーまでか？魚介の出汁とレモンは鉄板の組み合わせ。うまし。

プンタアレナスも港町なので海産物が有名。ウニが食えると聞いたのだけど、出す店が見つからんかった。寿司屋があったから聞いてみたけど扱ってないってさ。確かにチリ産ウニって日本に入って来てるよね。

こんな寒村みたいなところにもやっぱ日本人は来るらしくて日本語教えてくれと頼まれる。「飲み物は何にしますか？」とか「他には何を食べたいですか？」とか結構真剣にメモってたよ。

はるかな国の飯や飲み物 その３【Ushuaia】

ウスアイアは海の街、当然シーフードです。Centolla(タラバガニ)が名物、だからと言って安いわけじゃないのだ。生(活)はお高くて手が出ません。冷凍もんの茹でガニ。トマトサラダと。

メインはCazuela de Mariscos。エビ、アサリ、ムール貝、タコなんかを白ワイン煮、仕上げにチーズを散らして。んんんんまいです。量が多くて食い切れなかったので持って帰って翌朝食ったけど冷えてもうまかった。

レストランが高いんでスーパーでお惣菜買ってきて夕食に。ベーコン、鶏肉、豆なんかのトマト煮と芋卵サラダ。以外とイケる。安いし結構いいかも。

パタゴニア名物のCordero Asado(子羊の炭火焼)。ちょっとケチって前菜とかサラダとか省略、肉だけ。羊臭はあるけど無きゃ羊食う意味ないよね。脂も独特の風味。

スタンダードな牛ひき肉のエンパナーダとかぼちゃのポタージュ。水っぽいアルゼンチンのかぼちゃはスープくらいがちょうどいいかも。

夕飯は相変わらず節約。にんじんとトマトのサラダ、グリルチキンとジャガイモのマリネ。コスパよし。

翌日も。鶏肉が安いんでボリューム考えるとどうしてもそっち行っちゃうんだわ。

飯を安くあげてジモティで賑わうバーに繰り出してみました。ウスアイアはアイルランド系移民も多かったらしくアイリッシュパブです。

南極の一歩手前はとにかく寒くて体があったまるような料理がありがたい。最果て辺境の小さな街だけど首都ブエノスアイレスより単位面積当たりの美味いレストラン多いかも。ただやっぱ観光地値段だなー。

はるかな国の飯や飲み物 その２【Buenos Aires】

ブエノスアイレスはイタリア系移民が多くてイタ飯うまいという評判…がウソだと判明。ほうれん草のラビオリホワイトソース。パスタはアルデンテというにはあまりに固いしソースは塩気すら無くひと味どころか十味くらい足りない。

では中華はどうか。中央飯店の雲呑スープと麻婆豆腐。スープはお湯だな、湯(タン)という観点からは間違いではないが。麻婆は…別の料理と思えば食えなくはない。白飯が１番うまかったす。ここで飲むビールは当然Quilmes！

名前忘れたけど謎の料理。カツレツのように見えるのは小麦粉グルテン？的な物のチーズ焼きトマトのせ。かぼちゃのマッシュ添え。グニグニと食感も悪く悲しくなるほど味気ない。かぼちゃは水っぽくベシャベシャ。

高っい店で初めてまともな飯。普通のツナサラダとOjo de Bife。パンは外がパリッと香ばしくよろしいです。サラダはデカくて一人じゃ多いか。肉はしっかりした噛みごたえと味があってうまいよ、クソ高いけど。

名前覚えてないからまたやっちまった。まずグルテン＆かぼちゃ。とほほ

最後の夜はもう危険な賭けになぞ出ず肉だ肉。野菜スープとBife de Chorizo。少し脂身多かったけど赤身は味が濃くてうまいな。

ブエノス、大都会のくせにびっくりするほどメシマズ。とりあえず美味いのは肉だけ。肉さえ食っときゃ間違いない。さすが牛肉消費世界一。

はるかな国の飯や飲み物 その１【Lima】

代表的なビールQusqueña。ラベルの絵はマチュピチュだ。少し黒ビール風のコクがあってうます。

Tamal。メヒコのと違って皮は剥かれてくるのね。サルサも無いのね。

鯛のCebiche。かなりうまい。メヒコのやたら酸っぱいセビチェより全然うまい。オレンジ色のはカボチャのようなの。

Pisco Sour。葡萄の蒸留酒ピスコのカクテル。甘すぎず酸っぱすぎず、女子にも人気だろうと思われる味。卵の白身が入ってるのでマイルド〜。

Aji de Callina。鶏肉をあまり辛くない唐辛子入りのソースで煮込んだ、少しカレーに似た感じのリマ名物。米との相性抜群で「おかわり!」て言いたくなる。

Sopa Sustancia de Carne。パスタ入りビーフコンソメ…つーほど上品でもない牛すじスープ。万能ネギ的なのがよいアクセント。リモン(中南米で一般的にリモン=レモンはライムのこと)を絞ってさっぱりと。

Guiso de Carne con Yuca。牛肉の煮込みとユッカ。ビーフシチューとは違う南米風味。ユッカは筋っぽい芋的な。

Sopa a la CriollaとCóctel de Camaron con Aguacate。鶏肉や芋やパスタの入ったクリームスープとアボカドに入った小エビのカクテル。メヒコのカクテルソースとは違いケチャップマヨネーズ系か。

普通のコカコーラとインカコーラ。インカコーラは激甘の人着人甘あじ。正直、飲めたもんじゃありやせん。

Sopa a la Criolla再び。この店のは牛肉。味をうまく説明できないんだけどあえて標準化すればスパイシーなトマトクリーム。おいしいよ。

Ternera a la Plancha。仔牛肉のステーキ。柔らかくてうます。

Pollo a la Brasa。半身の鶏のグリル、ロティサリーチキンみたいなの。大量の芋、でもペルーのジャガイモうまい！さすが原産国。

これはエンパナーダに見えるけど実はカルツォーネ、イタ飯。

全く予備知識がなかったけどペルー料理って美味いのだ。「南米」でイメージされるようなエスニックなクセはほぼなく日本人の味覚にもよく合うと思う。しかもリマはこのところ世界中から注目を集めるグルメ都市、高級レストランも多くてラテンアメリカNo1だってさ。

いわゆる街の食堂ではスープは「溢れるほどなみなみと」てのがデフォのようです。

おまけ Honolulu, 25-28 jul. 2014

旅の終わり、日本に帰る前にホノルルで福ちゃん＆洋＆邦弘と待ち合わせすることに。

6年ぶりくらいかな。あったけーよー。常夏だよー。

熱帯の植生は今まで居たどの場所とも違ってそれはそれでいいものだなと思う。

海はやっぱりきれいだし、ノースショア方面のドライブとかも気持ち良い。

け・ど・夜、繁華街を歩くと毎回毎回しっっっつこくクソビッチどもが寄って来やがってマジウゼえ!いかにハワイがそれなりに楽園であったとしてもやっぱホノルルは
でえっ嫌れえ!!

ホント、もう二度と行きたくねえな。ハワイ行くなら別の場所。

Mi viaje a Latinoamérica nº27, CUZ-LIM-LAX, 24 jul. 2014

クスコを発ち一気にLAまで移動する朝、フレディに送ってもらう。いい運転手さんに会えてよかったな。

リマで乗継ぎ3時間半待ち。この空港ももう4度目、例によってスタバで時間つぶし。ここひと月wifiのパスワードが1度も変わってないって、なんだか長閑で微笑ましい(メヒコじゃ毎週変わる)。

出発して12時間でLAX到着。南米から北米に移動するだけで一気に現実に引き戻される感じだ…夏だもんな。宿はタクシーで5〜6分のモーテル。歩ける距離に吉野家があったんで夕飯行こうかなーと思ったけど、目の前のスーパーでチップスとサルサとビール買ってそれでいいや。

既に「こちら側」に居る自分。さっきまでの出来事はあっという間にもう過去だ。飲みながら過ぎた時間を思うと胸のあたりに陽が差してくるような気になるのは酔ってるからじゃない。

真夏から真冬へ一番好きな映画を追いかけて、為すべきことは果たせたし、子供の頃から憧れた場所も訪れることができた。誰に気兼ねすることなくやりたいことをやりたいようにやった。ずっと見たかった景色、魂を震わせる風景…

限られた時間、やり残したことがないわけじゃないけど今回はこれで満足。残りはまた次の機会だ。

１ヶ月の旅を終え日本に向かいます。

Mi viaje a Latinoamérica nº26, Cuzco-3, 23 jul. 2014

もっと居たかったクスコの街。