建物探訪 [旅]
何度目の台湾でしょう。
今回花蓮行こうかなとか思ってたけど
結構遠いんで早々に諦め。
代わりに何度も来てる割には曖昧な
MY脳内臺北地圖を描くべく
MRTを乗り倒し歩きまくりました。
ロケ地巡りに替る新たな旅行テーマは近代建築探訪。
じつは台湾、日本時代に建てられた近代建築が
全土にわたり非常によく保存されていることで知られてます。
今回ハ臺北ノ霞ヶ関トモ謂ハユルベキ区域ニ焦点ヲ当テントス。
大きな地図で見る
大きな地図にして写真でみるとよくわかりますよん
マズは總統府。官邸です。
旧台湾総督府で、平面形状は日本の【日】。
竣工当時市内で一番高い建物。
建築としちゃバランス悪いくらい高い塔は
当に植民政府の威容を顕示するためのもの。
実は大戦のときに結構破壊されたらしいですが
戦後修復されて現在に至る、らしい。
赤レンガに白ボーダーは辰野式。
コンペの審査員に辰野先生居らはったらしいんで
当然ちゃー当然の出来レースですな。
パスポートさえあれば中華人民共和国の人以外は
内部も見学可能。で、見てきました。でも撮影不可。
インテリア的にはまぁ大したことなかったけど。
總統府前の通りに面した台北賓館は總統府より古い旧官邸。
明治時代の築でかなり豪華なバロック様式。
残念ながら近寄ることは出来ませなんだ。
賓館は実は玄関側より庭側の方が
美しいだろうと思ってるだのけど見られまへん。
その庭の先にあるのが台大醫院。台湾大学の付属病院です。
やはり赤レンガに白ボーダーですが、
総統府のコンクリボーダーと違って石ですから
こっちのほうが厳密な辰野式と言えましょうね。現役です。
ベランダから垂れ下がる植物はさながら滝の如く。
賓館前の228公園には228記念館。
元々放送局らしいけどどちらかと言えば住宅的デザイン。
公園出口にはギリシャ風新古典様式の台湾博物館。
写真じゃ見えないけど丸いドームを乗せてて
その下のステンドグラスも美しか~。
總統府に向かって右は台湾銀行。
中央銀行にしちゃ市中銀行の支店クラスのデザイン。並。
左隣の司法院はそこそこ装飾あるも国防色で地味目。
ちょっと神奈川県庁とかにも似てなくも無い
昭和初期の国粋的デザイン。
總統府裏手に当たる中山堂は
昭和天皇即位の記念式典のために建てられた公会堂。
天井のモダーンな模様に昭和初期の雰囲気がよく出てます。
その先の西門は台湾の原宿。
一角にある紅樓劇場は昔は公設市場だったらしい。
今はギャラリーやカフェやライブハウスなんかにオシャレ利用。
北上して台北駅西側の北門。
台北北門郵局。鉄筋コンスクラッチタイル造り。
一応現役だけどもうボロッボロで、外壁は全面ネットぐるみ。
3級古跡指定だのけど修復・保存の意志はあまり見られず。
駅をはさんで東側に監察院。
恐ろしげな字面の割に一連の植民建築の中で
唯一女性的な印象を与える建物。
丸いドームと薄紅色のレンガのせいかしらい。
ふらんすのシャトーの様ざんしょ?
隣は立法院。薄味。
その一画には済南基督長老教会。
修復中のため全容不明。ちぇ。
個々の建物の来歴なんかはこのサイトが判りやすいですね。
でね、↑のような所謂官庁建築じゃない街の名も無き建物が
実はもっといい味だしてんだわさ。それはまた別の機会に。
次回は台湾大学周辺、淡水をお伝えします
♪チャラッチャッチャッチャ~ララ~♪
今回花蓮行こうかなとか思ってたけど
結構遠いんで早々に諦め。
代わりに何度も来てる割には曖昧な
MY脳内臺北地圖を描くべく
MRTを乗り倒し歩きまくりました。
ロケ地巡りに替る新たな旅行テーマは近代建築探訪。
じつは台湾、日本時代に建てられた近代建築が
全土にわたり非常によく保存されていることで知られてます。
今回ハ臺北ノ霞ヶ関トモ謂ハユルベキ区域ニ焦点ヲ当テントス。
大きな地図で見る
大きな地図にして写真でみるとよくわかりますよん
マズは總統府。官邸です。
旧台湾総督府で、平面形状は日本の【日】。
竣工当時市内で一番高い建物。
建築としちゃバランス悪いくらい高い塔は
当に植民政府の威容を顕示するためのもの。
実は大戦のときに結構破壊されたらしいですが
戦後修復されて現在に至る、らしい。
赤レンガに白ボーダーは辰野式。
コンペの審査員に辰野先生居らはったらしいんで
当然ちゃー当然の出来レースですな。
パスポートさえあれば中華人民共和国の人以外は
内部も見学可能。で、見てきました。でも撮影不可。
インテリア的にはまぁ大したことなかったけど。
總統府前の通りに面した台北賓館は總統府より古い旧官邸。
明治時代の築でかなり豪華なバロック様式。
残念ながら近寄ることは出来ませなんだ。
賓館は実は玄関側より庭側の方が
美しいだろうと思ってるだのけど見られまへん。
その庭の先にあるのが台大醫院。台湾大学の付属病院です。
やはり赤レンガに白ボーダーですが、
総統府のコンクリボーダーと違って石ですから
こっちのほうが厳密な辰野式と言えましょうね。現役です。
ベランダから垂れ下がる植物はさながら滝の如く。
賓館前の228公園には228記念館。
元々放送局らしいけどどちらかと言えば住宅的デザイン。
公園出口にはギリシャ風新古典様式の台湾博物館。
写真じゃ見えないけど丸いドームを乗せてて
その下のステンドグラスも美しか~。
總統府に向かって右は台湾銀行。
中央銀行にしちゃ市中銀行の支店クラスのデザイン。並。
左隣の司法院はそこそこ装飾あるも国防色で地味目。
ちょっと神奈川県庁とかにも似てなくも無い
昭和初期の国粋的デザイン。
總統府裏手に当たる中山堂は
昭和天皇即位の記念式典のために建てられた公会堂。
天井のモダーンな模様に昭和初期の雰囲気がよく出てます。
その先の西門は台湾の原宿。
一角にある紅樓劇場は昔は公設市場だったらしい。
今はギャラリーやカフェやライブハウスなんかにオシャレ利用。
北上して台北駅西側の北門。
台北北門郵局。鉄筋コンスクラッチタイル造り。
一応現役だけどもうボロッボロで、外壁は全面ネットぐるみ。
3級古跡指定だのけど修復・保存の意志はあまり見られず。
駅をはさんで東側に監察院。
恐ろしげな字面の割に一連の植民建築の中で
唯一女性的な印象を与える建物。
丸いドームと薄紅色のレンガのせいかしらい。
ふらんすのシャトーの様ざんしょ?
隣は立法院。薄味。
その一画には済南基督長老教会。
修復中のため全容不明。ちぇ。
個々の建物の来歴なんかはこのサイトが判りやすいですね。
でね、↑のような所謂官庁建築じゃない街の名も無き建物が
実はもっといい味だしてんだわさ。それはまた別の機会に。
次回は台湾大学周辺、淡水をお伝えします
♪チャラッチャッチャッチャ~ララ~♪
2008-08-16 12:39
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コメント(4)
へええー。
結構密集してあるんだね。
ヨコハマみたいだ。
小樽にも結構あったなあ。
行ってみたいくなった台北。
by 月之座 (2008-08-16 13:32)
横浜ね、確かに東京よりは横浜の印象に近いな地方都市だから台北は。しこうき3時間掛からないからちょっとの間気絶でもしてれば月の字さんも渡航可能かもよ。行くなら真夏はお奨めしません。
by おすかー (2008-08-16 15:47)
台湾にこんな建物があるとは知りませんでしたね。今の建築デザインの主流であるガラスと鉄をたんまり使ったライトなものとは正反対の重厚なデザインは素晴らしいですね。今同じものを作ろうとしても事業主が承認してくれないでしょう。台湾行きたくなりました。
by かずりーぬ (2008-08-16 16:44)
今のデザインが悪いとは申しませんが色々なバリエーションはあったほうがいいよな。でも同じ物を今作ろうとすると当時より金掛かるだろう事は確か。だからついニセモンのぺらっぺらの飾りとか付けちゃったりして痛い建物になっちまうんだよな。
くれぐれも訪台時期は真夏以外で。
by おすかー (2008-08-16 23:36)