SSブログ

Mi viaje a Latinoamérica nº9, Buenos Aires-4, 07 jul. 2014 [旅]

旅した街を走るのは、隅から隅までずずずいいと堪能したいおいらに向いてる。行き当たりばったりなのに偶然BAR SURの前に出た。ファイが昼休みサッカーしてた路地が近くに有るらしい。中央飯店のそばじゃないんです。
IMG_5060.jpg
すげえな…物の見事にあのまんま。日の当たり具合もいい感じ。ちょっといじくってみると…結構ソレっぽくね?
IMG_5062.jpg
こんな何の変哲もない単なる路地を即時検索できるとはモバイル時代様様。自らココを探し当て、記事にしてくれた方にはホント頭が下がります。

IMG_5025.jpg
IMG_5078.jpg
IMG_5035.jpg
ブエノスアイレスは南米に在りて南米に非ず。
IMG_5068.jpg
IMG_5069.jpg
中心を南北に貫く幹線道路、東西に交差する議事堂〜大統領府の主軸、そして大統領府の広場からは左右45度に伸びる大通り。
IMG_5086.jpg
IMG_5087.jpg
近代の都市計画はスペイン時代の中世建築を刷新して、大聖堂が中心の所謂コロニアル都市とは随分違う。
IMG_5064.jpg
IMG_5065.jpg
歴史的景観に現代的洗練てのがココのウリか、確かに都会的。でもカナリの飯マズ。肉は美味かったけどお高いの。
IMG_5098.jpg
IMG_4998.jpg
IMG_4999.jpg
ペルーから入ったんで余計そう感じるのかもしれんが、人はどっちかっちゃー横柄で馴染み難い。
IMG_5095.jpg
アウェイ感あるわー。

夜になったらもう一度BAR SURに出掛けます。
DSC02184.jpg
すっかり暮れた街角に温かな灯を見つけた時はうっすら涙が。ドアマンが出てきて「ショウのチャージのみで600ペソ(7500円)」と。ドリンクオーダーしてチップ払ったら1万近い。高えけどここで後に引くわけにゃー、えーーぇ参りますまいよ。

カーテンで閉ざされた扉の内側は完全に映画の世界。白黒市松の床が絞った照明に浮かび上がる。
DSC02203.jpg
煤けた壁、使い込まれたカウンター。
IMG_5103.jpg
先客はカップル1組だけ。ガラ空きの店内で偶然にも最後にウィンが座った席に案内された。
DSC02209.jpg
客が少ないからか案外ブエノスで他に入った店よりサービスいいかもしんない。
IMG_5140.jpg

そしてショウ。一応美男美女の末席に属するくらいのダンサー。初めてライブで観るタンゴの腕前は正直わからんがあんまキレッキレでもない気が…
何はともあれ、たった一本の映画に導かれてやってきた地球の裏側のこの店で、時を経て同じ夜を過ごすことこそが望んでた事。
IMG_5113.jpg
バンドネオンの旋律と浅い酔いに身を委ねつつ、ブエノスアイレス最後の夜は物憂く更けてゆくのでありました。

IMG_5128.jpg
こんなサービスもあったよ。
nice!(0)  コメント(0) 

Mi viaje a Latinoamérica nº8, Buenos Aires-3, 06 jul. 2014 [旅]

BAでは最初の一泊だけホテルに泊まって後はバックパッカー用ドミトリー、所謂日本人宿てのに生まれて初めて泊まってみた。1泊千円程度、鍵は渡してくれるし寝室やシャワーが共用なのも想定してりゃ何も問題ない。細かな規則は無いんだけど目に見えぬルールみたいのがあったな。良くも悪くも日本的。
DSC02182.jpg
例えばセキュリティ面は◎。iPhoneiPadカメラ等、その辺で充電して置きっぱでも何の心配も要らない。日本人はこんなとこで絶対盗んだりしないという安心感。コレはスゴく良い点。難点はその狭っっっい日本社会。なんだか知らんけどやたら長逗留してるヌシみたいなヒトが居て、管理人すら気を使ってる。リビングでの座る場所も決まってるみたいで、他の者はそこに座っちゃいけん!みたいな…もっともこのヒトほぼ一日中宿に居るからその席から動くこともねんだけどw。
すでに出来上がってる興味も惹かれないコミュニティがあったところで実害はないんだけど、なんとも言えないケツの座りの悪さ。参加を求められることもないし、無視しきれればいいんだろうけど、会話とか耳に入って来ちゃうしさー。ありがちなのは「オレ様こそがこの世で1番の旅行家」つー内容を、日本人らしくオブラートに包んだ、しかし基本自慢話。いやいいんですけどね、別に。
うまーくスルーして全く煩わされてない人もいたから、おいらがその辺下手なんだろうな。ま、もうこの手の宿に泊まることは無いや。

気を取り直して旅行記続き。ブエノス4日目、朝走ってみた。南半球の夏は寒い…てか冬か。ピンと張り詰めた冷気が心地よい…というよりゃ寒いねやっぱ。
IMG_5005.jpg
イギリス塔の脇を通って運河沿いのマリーナへ。
IMG_5006.jpg
IMG_5007.jpg
IMG_5008.jpg
赤いレンガの古倉庫が再開発されたシャレ乙エリア。対岸は高層ビルの立ち並ぶオフィス街。
IMG_5010.jpg
IMG_5011.jpg
水辺の遊歩道は空が広くてランニングに最適だけど、それほど距離がないので自然と街中へ。
IMG_5021.jpg
やっぱパリってよりはNYっぽい気がする。ロウワーマンハッタンの感じ。でもオベリスコはパリかなぁ。
IMG_5019.jpg
果たして今何時なんでしょう。この近さでこの時間差はもはやわざとだろう。
IMG_5022.jpg
…寒いよ。

だんだん天気が崩れて昼から雨模様。
IMG_4993.jpg
でも宿に足止めも悔しいんで出掛けます。
IMG_5031.jpg
傘無しでもなんとかなる。
IMG_5032.jpg
IMG_5034.jpg
異国で小糠雨の街を彷徨うのもいとをかし。
IMG_5033.jpg
国会議事堂。立派な建物だけど結構小ぶり。
DSC02133.jpg
政治の中枢の割には周囲が妙に小便臭いんだ浮浪者も多いし。何で議事堂前に?
DSC02157.jpg
IMG_5037.jpg
濡れた街並みも風情があるね。

本日の巡礼は競馬場。
IMG_5047.jpg
IMG_5042.jpg
スタンドはモノホン上流階級専用、小金持ち用、庶民用の3ランクに分かれてる。
DSC02141.jpg
あの2人が居たのは当然庶民用だけど、このスタンド封鎖されてんのかなぁ…当日レース無かったから分からんけど。
DSC02146.jpg
2階の端で当り馬券握りしめてMuy bien!!て叫びたかった。
DSC02138.jpg


最後に、ロケ地じゃないけどEVITA博物館てのに行ってみました。
DSC02159.jpg

nice!(0)  コメント(0) 

Mi viaje a Latinoamérica nº7, Buenos Aires-2, 04 jul. 2014 [旅]

ブエノスアイレス訪問の目的は当然巡礼。ありがたいことに17年も前の映画のロケ地を事細かに紹介してるサイトとかすぐ見つかる。利用させていただきました。

街の方々にあるロケ地周辺はどこも治安的にかなりアレらしい。サイトオーナーさんも引ったくりにあってカメラ盗まれたと。リマでもビビらされたけどココもやっぱり威嚇警告モード。

最初の目的地COSMOS HOTELのあるConstituciónへは地下鉄で。
IMG_4896.jpg
接続してる地上鉄の駅が萌へー。
IMG_4900.jpg
ヴォールト天井と連続するアーチ窓はNYのグランドセントラルぽい。ここも治安悪しとのことで七美はカバンにしまったまま4s子にフル稼動してもらった。

駅横の通りにほぼあのままの佇まいのホテル…でも屋上のネオンは随分前に外されちゃってるらしい。
IMG_4890.jpg
うらぶれた下町の風情は残しつつもすぐ近くにはピカピカのショッピングセンター。
IMG_4893.jpg
再開発の波にのまれて何年か後にはこのホテルも無くなってるかもしれないな。

再び地下鉄に乗ってBAR SURへ。駅からの道すがらこじんまりした市場を発見。
DSC02064.jpg
昼時だしいい匂いするしなんか食おうかなーと思ったのけど、匂いの元を辿ってもそれらしき食物屋を見つけられずなんとなく断念。
DSC02067.jpg

気を取り直してまたしばらく歩くと、通りの角に柔らかなアールを描く建物はまごう事なきファイの職場。
IMG_4904.jpg
DSC02068.jpg
道の向かいにはタバコやウィスキーを買ってたキオスク。
IMG_5058.jpg
確かにここだ。ここなんだ…
IMG_4906.jpg
IMG_4907.jpg
シャッター閉まってるし落書きもされてるし、営業してるんだろか。てか、タンゴバーだから昼は開いてるわけねえか。夜にまた戻って来ることにして次行こう次。

向かうはPUENTE NICOLÁS AVELLANENDA。ウィンとファイが夜更けに散歩したあの橋。La Bocaと呼ばれる街外れに、バスに乗って。中央飯店からの帰り道ファイもバスを使ってた。
IMG_4908.jpg
河口の港に近付くにつれてさびれてくる景色、空も曇りだして寂寥感がいや増す。案の定この辺りの治安も悪いと。
IMG_4914.jpg
オレンジ色の鉄橋は遠くからもよく見えて、まっすぐ進めばいいんだけど前方路上の人影に一抹の不安を覚えて迂回した(笑)。
DSC02076.jpg
橋はかなり高いところにあってエスカレーターで上がってく。
IMG_4918.jpg
映画で歩いてた車道は実際は通行禁止、人は専用の歩道を通る。
IMG_4921.jpg
所々柵が壊れてて辛うじて車道が見えた。
IMG_4925.jpg
この高さにある吹きさらしの橋を夜中に散歩したらそりゃ寒かろうよ。
IMG_4927.jpg
すぐ隣に見える鉄橋も萌へー。
IMG_4919.jpg

そして橋のたもとにはウィンが転がり込んだアパートがある。
DSC02080.jpg
封鎖されてから随分時が経ってるみたい。誰も住んでないはずなのに窓は開いてる、てか、開きっぱなし。
DSC02081.jpg
バルコニーからファイが通りを見下ろしてたよね。
DSC02095.jpg
あの橋はホントにアパートから近いんだな…

しばらく港周辺を流して、再びバスで街中に戻る。最後に訪れたのは中央飯店。
IMG_4951.jpg
この日の夕飯もココ。
IMG_4966.jpg
味は…三流の下、て感じ。
IMG_4971.jpg
でも他の客もほとんど居なくて映画の世界に浸れた点は良かったよ。
IMG_4978.jpg
IMG_4982.jpg

nice!(0)  コメント(0) 

Mi viaje a Latinoamérica nº6, Buenos Aires-1, 03 jul. 2014 [旅]

次の目的地はブエノスアイレス、てか、「目的地」としては最初とも言える。空港はなんだかパッとしない地方空港みたいな。リムジンバスで市内に。約40分。
IMG_5013.jpg
高速降りて直ぐに目に入ったのが、フレンチルネサンスリバイバルの巨大なアパートメント。
IMG_5016.jpg
この様式はだいたい19世紀末から20世紀初頭築。
IMG_5009.jpg
当時からこんなボリュームの建物を建てる富が有ったわけだ…

バスを降りたら、イギリス塔と呼ばれてる萌へーな時計塔がそびえる公園を通ってホテルに向かう。
IMG_4867.jpg
ガイドブックによるとこの塔は当地のイギリス系移民が建てたらしす。フォークランド紛争の時は攻撃の対象になって結構破壊されたてさ。多民族国家て難儀だな。

IMG_5023.jpg
IMG_4887.jpg
ホテルはオベリスコすぐ近くの街の中心なんだけどまあまあ裏町感あり。
IMG_4868.jpg
IMG_4869.jpg
雰囲気は所謂安宿、値段も安い。
DSC02033.jpg
DSC02034.jpg

着いたらいきなりiPhoneの電池切れそうなんだけどコンセントが初めて見る形で充電出来ん。
contactoba.jpg
何は無くともアダプターを買いに走らねば。何処に売ってんのか見当も付かんけど何とかなるしょ。

街の大通りは威風堂々たる建築の連続。
DSC02112.jpg
DSC02117.jpg
予想を遥かに上回る大都会。
DSC02119.jpg
南米のパリとか呼ばれてるようだけど、印象としては南米のニューヨークだな。
DSC02121.jpg
DSC02123.jpg


大統領府はCasa Rosadaと呼ばれるばら色の館。
DSC02130.jpg
あのバルコニーにマド様が立ったのか?と思ったらロケ地は殆どアルゼンチン国外だったさ(昼間の写真撮り忘れた)。
DSC02132.jpg

前の広場の露店で偶然アダプター発見で一安心。
adaptadorba.jpg
えがっだ。
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。