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文豪 [日記]

小学生のころジュニア版で猫の話のさわりだけ読んで
それ以降まったく縁がなかったんですが、
『文学』て感じの本が読みたくなったので手にとってみた。

高等遊民の婚外恋愛話。
全編を通してものすごい優越意識と自己肯定。
そういう部分がない人間はいないとは思うけど、
今の人の「オレ様」的虚勢とは無縁。
自分が上にいるのが当然な、無理のない自然体。
下級な人間だとか劣等な人種だとかの表現も
風景描写と変わらないすがすがしさ。
明治の知識人がどういう意識を持っていたかよくわかったや。
新聞連載だったらしいけど、苦情の投書とかなかったのか。
新聞読んでる=自分も高等側だったのかね当時の読者。

文章は表現が多様で、描写がとても繊細でした。
美しい日本語ではある。が、


所詮100年前の話だな。


ストーリーにも主人公にも最後まで興味を持てませんでした。
今後も縁がないであろうこと決定。
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