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聖週間 -3 [旅]

3日目、朝8時に出発して目指すはAntigua Iglesia de San Juan Parangaricutiro。
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1943年のParicutin火山の噴火で町がまるごと溶岩に飲み込まれた際に、半壊しつつも残った教会の遺構。ネットで写真を見つけて以来、機会があれば訪れたいと思っていた場所。ぐるぐる見てもかなりの田舎つーか周り何ーもない。

Sergioさんの話じゃ一応公共交通機関でも行けなくはないらしいが、んーーーどうでしょう。時間の限られた旅行者には難しいんでないかい?連れてってもらえてホント助かった。

道すがら遺跡にまつわる話を聞く。噴火の際に教会の司祭は、神が護って下さるとその場を離れることを拒んだ。結局は村人に連れられ強制退去するも教会が全壊を免れたのは神による奇跡とされている…という内容だったと思う。自分のスペイン語能力だと100パーセントの自信はないけど。
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遺跡の入口の村Angahuanに着くと、車を降りてその先は徒歩か馬。そりゃー馬っこだべさ。営業熱心な馬子さんたちがわらわら寄って来ます。
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ゆっくり並足、人が歩くよりはちょっと速いくらいのスピードで案外整備された遊歩道を30分くらい。
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黒い溶岩に囲まれた広場に予想外に多くの出店が並んで、いっぱしの観光地だなこりゃ。セマナサンタだからなのかも知れないけどこんな僻地にスンゲー人出。老若男女はもとより、赤ん坊やらペットのパグ公まで訪れる有様。
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写真じゃ分からん実際の風景、現地に足を運んだればこそ!と己を鼓舞。

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せっかくだから極力人込みを避けたフレーミングで廃テイスト写真に挑戦。
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ブツ自体はかっけえんで捏造とは言い切れまい。
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バロックのファサードは2本の鐘楼の片方が倒壊、1本は完全な姿を留めている。
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身楼は殆ど埋没、最奥の祭壇が残ったあたりも奇跡と呼ばれる所以か。
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イースターだし、近隣の人たちが縁起かつぎにお参りに来てるのかもね。

想像してたような秘境の廃墟ではなかったけどやっぱり行ってよかった。
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例えばここが日本からの長旅の目的地となりえるかと聞かれりゃNoだろうけど、こういうめんどくさい場所を訪ねられるのも、この国に住んでればこそ。
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