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西安之食 [喰う!]

西安の料理は回族やウイグル族、四川はじめ各地の料理にも影響受けているらしい。


清真菜 モスレムのハラル料理

羊肉灌湯包
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羊肉の小籠包。あまり羊臭くないので言われないと分からないかも。皮は少し厚めでしっかり食感。スープはたっぷり。特に薬味は使わずに黒酢醤油で。豚肉のより味はむしろあっさり目か。

羊肉泡饃
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羊肉入りの春雨スープ。香辛料がきいているけどブレンドされてて何がメインかちょっと分からなかった(八角とか茴香らしい)。これに硬いパンをちぎり入れて食べるのだけど、この店は最初から入ってきました。にんにくの漬物、パクチー、辣酱と。パンが汁吸って永遠になくならない系。結構腹ふくれるんで1人一杯は要らない感じ。

凉皮
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米粉の巾広麺の冷たい辛味だれ。麺は同じ米粉の腸粉よりずっと弾力と歯ごたえがあるブリブリ食感。辛くても箸がすすむ味。絶対ビールと合う、けど提供はナシ。(泣)

麻酱凉皮
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同じ凉皮という名ながらこちらはごん太小麦麺。茹で置きなのに顎が疲れそうなくらいすごいコシ。麻辣ゴマだれは日本人も大好きな味。きゅうりとの相性もよし。

香酥牛肉餅
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ほろほろした生地に塩味の牛ひき肉を混ぜ込んで丸めて焼いたピン。このほろほろはハラルだから牛脂なんだろうな。もうちょっと肉が入ってればなぁ…て感じ。


西安菜 陝西料理は四川の流れ

麻辣豆腐皮
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薄い豆干を麻辣味で和えてミルフィーユ状に。山椒ビリビリ、少ししょっぱいがビールのあてには最高。奥に見えるのはインゲンより一回り太いさや豆の麻辣和え。これも味は濃い目。

葫蘆雞
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熱した油を回しかける調理法の丸鶏素揚げ。今まで食べたことがないくらい皮がスゲーさっくさくで美味い。でも1分もしないうちに食感が落ちちゃうので本当に一瞬、奇蹟の歯ざわり。味付けはシンプルに塩胡椒だけ。

肉夾饃
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淡白なパンに半分乾燥肉っぽい感じのほぐし肉を挟んだ西安名物。街中でもよく見かける。この店のはマカロンみたいに小さい。多分もう少しうまい店ありそう…て感じだった。

屋台飯各種
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結局食わんかったのだがどれもこれも食欲をそそる色艶のお惣菜各種。安全という観点じゃ実際のところどうか分からない。でもまぁ旅行で1~2回食ってどうこうってことは無いと思う。

総じて塩味は少し強め。特徴的なのは山椒の麻が唐辛子の辣より強いことかな。四川料理よりはもう少しシンプルなような。濃い味好みのおいらには合ってたよ。


高級餐廳の高級中華

牛肉の香り冷菜
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ゆでた牛肉にこれでもかというほどの青ねぎ、生唐辛子、青山椒をのせて卓上で熱々の油を回しかける。フレッシュで爽やかな香味があとを引くうまさ。

麻婆豆腐
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よく知った料理ながら、この豆腐はハーフ揚げだし食感でひと味ちがう。味付けも上品で麻も辣もちょっとマイルド。

青菜の和え物
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小松菜より少し苦味のない感じの青菜。薄いえび塩味で箸休めにぴったり。

茸のうま煮
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アミガサタケ、フクロダケ、エリンギなど数種類の茸のうま煮。それぞれ異なる歯ざわりがよし。玄奘三蔵にちなんだプレゼンテーションながら味は広東料理に近いか。

どれも調味料気持ち控えめ、素材の持ち味を生かした繊細な味付け。


原味地元料理と洗練の美食を両方味わえるのは大都市ならでは。でもいい感じに地方都市なのでイヤミな都会っぽさがない西安。料理も結構気に入りました。
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