美しきシモネッタ(再録) [日記]
損保Jaパンダの丸紅コレクション展が
終わってしまいそう・・・と思い、昼休みにチャリ吉を駆る。
月曜休館。
ちっ!
明日行きます。(12/22記)
ということで本日くりイブの昼休みに行ってきました。
相変わらず平日にもかかわらずジジババで混み混み。
今回の丸紅コレクションは元々呉服商だった社歴を写して
明治・大正期の衣裳の展示もあるので特にババア多し。
そんなのはすっ飛ばしてシモネッタ・ヴェスプッチ様の元に直行。
萌え。
テンペラのやや艶の濃い背景から浮かび上がる
素焼の白磁のような肌と輝きを抑えた髪は
細い輪郭線と相まって日本画のような趣。
襟元から肩、袖へと続く繊細なレースは
絵具の盛上げにて実存をひっそりと主張。
印刷じゃこれは再現できないよなぁ。
ボッティチェリはルネサンスの科学の目を持ちつつ
最後の「へたっぴぃ」を引きずってる画家だと思うだのね。
写実への渇望と限界が、そこはかとない神性を醸し出す。
他のコレクションもそれなりの物なんでしょうが
あまりの格の差にカスにみえましたや。
眼福は一度に一枚でケッコウ。
500年の時を経て東の果ての国でめぐり逢う奇跡。
余談だけどシモネッタてアメリゴ・ヴェスプッチの親戚なんだて。