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夏のおもひで1 [旅]

お久しぶりでがす。メヒコに戻ってから全然やる気が出ず、唯一の生きる希望はあまちゃんつー生活でがす。と、そりはまあ置いといて8月も終盤、世のガキどもが慌てて一夏分の絵日記をしたためる時期。ということでおいらもバカシオネスを振り返ってみるです。

今夏のメインイベントは島でがす。主たる目的は瀬戸内国際芸術祭。アートを巡る旅でがす。まぁアート自体は都内でも巡れますが、クソ暑い夏の都心なんて巡りたくねえじゃん、島だろやっぱ。

島へのアクセスは高松がゲートウェイ。羽田発、朝一の便で向かいます。
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セキュリティ抜けたら立食い寿司があったんで朝から握ってもらいましたよ。金目鯛超ウマ。

この世に生を受けて半世紀。ついに四国の地を踏み、ようやく日本全土(つーと語弊があるが)に足跡を印す。市内にイサムノグチ庭園美術館とかもあんだけど、予約が必要で、しかもそれが往復はがきのみつーアナログっぷりでムリ。宿に荷物を預けてとっとと島に渡ろう地元に帰ろう。
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初日は直島。フェリーの乗り場が結構たくさんあってちょっと迷う。約1時間の船旅。

直島は宮浦港でさっそく草間かぼちゃがお出迎え。が、コレは後回しで地中美術館に直行。島には泊まらないので結構時間がタイトなのだ。
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チケットセンター(芸術祭パスポート買ったのにココはさらに1000円払わされる、ちっ!)で10分ほど入場待ち。
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建物概要は少々鼻息荒い公式HPでもご覧下さいなよ。地中の空間に落ちる自然光が美しい。
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作品も建築と一体化してスケール感あり。

ストレートによかったのはJames TurrellのOpen Field。光とそれが存在する空間そのものを体感。
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とりあえず拾い画像を載せてみますが、地上に居ながら無重力体験するようなあの感じは多分伝わらないだろうな。
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口じゃ説明できんし、してもつまらん。でも、これだけでも来たかいがあった。

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一通り見終わって、カフェで休憩。建物外の階段を下って行くと海に面したテラス。海は青く、空は高く、潮風に吹かれ飲むルービー最高ナリ。
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循環バスで次なる目的地へ。降りる時座席にiPhone置き忘れた、てかポケットからすり落ちたんだけど、親切な方に声を掛けてもらい事なきを得る。李禹煥美術館・・・ここはおいら的にはイマイチ。そこはかとなく火葬場的な建物前庭だけでよかったです。
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暫く坂を登り、次はベネッセハウスミュージアム。
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柳幸典のThe World Flag Ant FarmとBruce Naumanの100 LIVE and DIEがとてもよかった。
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室内展示を後にして、屋外&街中へ。
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有名なかぼちゃ#2。
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インパクトはあるんだけど、なんか環境親和性も高い。
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普通に風景として成立してる。この感じは例えて言えば全国各地にあるたこ公園みたいな感じか。

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次の目的地へ向かうバス停前の石鳥居は作品じゃないです。無作為の美。

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そして本村集落の家プロジェクト
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普通の街並みの中に会場が点在していて、地図を片手に歩いて廻るのは楽しい。

南寺で再びJames Turrellを体験。
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Backside of the Moon。これがまたすごくよい。五感がフル稼働する感じ。
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地球から見えない月の裏側、殆ど禅的な作品は元寺の立地に相応しいっちゃ相応しいね。

角屋。
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暑い屋外からひんやりした室内に入ると、仄暗い部屋一面に張られた水の底で明滅する光。水盤の周りの板の間に腰を下ろしてしばし涼む。

池の上にしつらえた床と屋根だけの小屋。
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自然の風、水による気化熱等を利用してゼロエネルギーで快適な建築を作るというコンセプトだけど・・・イマイチ機能してませんでした。

ここまで見て時間切れ。すべての会場が16:30終了と早いのだ。高松行最終のフェリーは17:00発。港のある宮浦までのバスはすでに出た後。まぁいいや、19:25の高速船で帰るべ。つーことで、港まで歩いてみた。途中、家プロのはいしゃ脇を通るも閉館済み。
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外からのみ眺めて先へ。

ホントにのどかな田舎道。30分の道すがらコンビニも1件のみ。
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当然ビール補充しつつ宮浦に到着。最終の船までかなり時間があるので、耳慣れなぬ言葉を話す団体さんと共にジャンクアートな銭湯へ。
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日本式公衆浴場には特に抵抗感なさそうでした。

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さっぱりした後は再びジョッキ3杯ほど注入し、最後に赤かぼちゃを見る。
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アートつーより公園の遊具という方がふさわしい。やっぱたこ公園。


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日も沈む頃高速船が到着。
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茜に染まる海を走り高松へ戻ります。

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銭湯のオリジナル手ぬぐい。
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