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西安之旅 -1 [旅]

聖週間からいきなり黄金。その間特記する程の事もないからいいや。GWに合わせて一時帰国したんで西安に行きました。大陸久しぶり、09年の北京以来。

羽田国際線初めて使ったけど超便利!しかし直行便ではなくて北京乗換え。
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前回来たときはオリンピック直後できれいだったけど、空きテナントが目立つし、くたびれた感が否めない首都機場。

着きました。
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看板でかいです。

市内へ向かう沿道には高層住宅群。
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これがまたスゲーたくさんあって、ここに全部人が住んでんのか…と思うとなんかちょっと怖い。
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どんだけ人居んだよ。

西安は中国でも珍しい、城壁とその外濠が残る街。
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城市という単語がしっくりくる。
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北門から市内に入り、バスを降りたらホテルまで歩いてみる。
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主要な道路はきっちり東西南北に走っているので分かりやすいし、歩道も広い。


今回の泊まりは大奮発して1人じゃ手が出せない高級物件。
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1953年に省の迎賓館として建てられた人民大厦を改装した仏系ホテル。
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外観はちょっと役所っぽいけど内装は上品なクラシックテイスト。
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こういう贅沢もできるうちにしとけー。
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ラウンジで優雅にダータのカクテルタイムを楽しんだ後、夕食は回民街と呼ばれるモスレム地区へ。
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狭い路地はまっすぐ歩くのが難しいほどの人出。台湾の夜市よりすごいかも。でもほら、最近夜の人込みあんまり嫌いじゃないんで平気、むしろ活気があってよし。
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エキゾチックなスパイスが香る道の両側にはずらーっと屋台が並んで、その後ろにも食べ物関係の店がひしめいていて、どこに入っていいのか迷う。この雰囲気は正月の川崎大師参道。違いはこっちはコレが日常だってこと。
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ひとまず羊の串焼きを立食い。1本10元=180円は結構な観光地値段。日本人的には安いけどね。

賑わってる店に目星をつけて、羊の小籠包、羊肉泡饃、凉皮など代表的回族料理をオーダー。
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香辛料がきいてて、もーーーーこりゃビールだろ!!!て味なんだけどモスレム街で酒類の提供一切なし!マジ泣き。

食い終わったら更に街ブラ。
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見るもの珍しく、ちょっと小じゃれたカフェやギフトショップなんかもあり、観光地然とはしてるけど中々楽しい回民街。
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土地の人はなんてーか、自分の属してる常識が通じるし、治安の心配も無用。


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第一印象かなり良く初日終了。
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聖週間 -3 [旅]

3日目、朝8時に出発して目指すはAntigua Iglesia de San Juan Parangaricutiro。
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1943年のParicutin火山の噴火で町がまるごと溶岩に飲み込まれた際に、半壊しつつも残った教会の遺構。ネットで写真を見つけて以来、機会があれば訪れたいと思っていた場所。ぐるぐる見てもかなりの田舎つーか周り何ーもない。

Sergioさんの話じゃ一応公共交通機関でも行けなくはないらしいが、んーーーどうでしょう。時間の限られた旅行者には難しいんでないかい?連れてってもらえてホント助かった。

道すがら遺跡にまつわる話を聞く。噴火の際に教会の司祭は、神が護って下さるとその場を離れることを拒んだ。結局は村人に連れられ強制退去するも教会が全壊を免れたのは神による奇跡とされている…という内容だったと思う。自分のスペイン語能力だと100パーセントの自信はないけど。
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遺跡の入口の村Angahuanに着くと、車を降りてその先は徒歩か馬。そりゃー馬っこだべさ。営業熱心な馬子さんたちがわらわら寄って来ます。
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ゆっくり並足、人が歩くよりはちょっと速いくらいのスピードで案外整備された遊歩道を30分くらい。
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黒い溶岩に囲まれた広場に予想外に多くの出店が並んで、いっぱしの観光地だなこりゃ。セマナサンタだからなのかも知れないけどこんな僻地にスンゲー人出。老若男女はもとより、赤ん坊やらペットのパグ公まで訪れる有様。
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写真じゃ分からん実際の風景、現地に足を運んだればこそ!と己を鼓舞。

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せっかくだから極力人込みを避けたフレーミングで廃テイスト写真に挑戦。
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ブツ自体はかっけえんで捏造とは言い切れまい。
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バロックのファサードは2本の鐘楼の片方が倒壊、1本は完全な姿を留めている。
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身楼は殆ど埋没、最奥の祭壇が残ったあたりも奇跡と呼ばれる所以か。
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イースターだし、近隣の人たちが縁起かつぎにお参りに来てるのかもね。

想像してたような秘境の廃墟ではなかったけどやっぱり行ってよかった。
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例えばここが日本からの長旅の目的地となりえるかと聞かれりゃNoだろうけど、こういうめんどくさい場所を訪ねられるのも、この国に住んでればこそ。
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