東京奇譚

久しぶりに小説を読みたい気分、
しかしあまり重たい物は読みたくなかったので
村上春樹の「東京奇譚集」という短編集を買ってみた。

この人は本当に文章がうまいんだな。
上手さを感じさせないくらいうまい。
妙な言い回しや奇をてらった技巧とは無縁。
ミネラルウォーターのような読後感。

で、この本は作者の身の回りに起こった
『偶然と言うには出来すぎだが、
人生を変えるというほどの重さは無い
ちょっと不思議な出来事（事実）』
を綴ったという形式だけど、やっぱ創作だろうと思う。


最近おいらも『偶然と言うには出来すぎ・・』と思うことがあって
ホント大したことじゃないから一々書くのもどうよ？って話だけど
結構「へー・・」と関心したのでやっぱ書く。

ＧＷにワイハー行った時、
全く人気の無いさびれたビーチがあんまりキレイで
白い珊瑚の石とか拾ってみたんですわ、ヲトメちっくに。
何個か集めて、特別な意識もなくより分けて
テキトーに手に残ったのを持ち帰った。

部屋の窓辺になんとなく並べて、
コナのローカルビールのコースターなんかもあしらった。


しばらくリゾート気分を反芻・・してるうちにナンカ気になる。
「この石ハワイ島の形に似てる・・」と思う。
そんで何の気なしにコースターを裏返してみたら
ワイハの地図になってるじゃん。
（それまで裏面見てなかったの）

んでまたなんとなく石を並べかえててみると・・・
みごとにハワイ諸島が出現!!

小っせえゴミみてえな島ねえけど気にすんなよ


いえね、単に思い込みだって言やそれまで。
でもやっぱ『偶然と言うには出来すぎ』だけど
全くもって『人生を変えるほどの重さはない』
『ちょっと不思議な出来事（事実）』だと思ったわけです。
そんだけ。